天気もよく気持ちの良い日でした。午前中は・・・
今回は、内装の一部分を写真にて・・・・・・・・・・・
既存のアルミサッシは海辺の影響もあり腐食して穴が開き、昔のサッシの為機密性が悪く、強風でがたがた音が。
今回は、建物の躯体を傷めない様に、既存のサッシの上から「かぶせ工法」にて新規の機密性の高いサッシに入れ替え。
躯体を傷めないという点で、ベランダに新規給湯器を移設に伴い、躯体のコア抜き(穴あけ)も鉄筋を切ってしまわないように簡易なレントゲンにて鉄筋の位置確認を行ってからの施工を行いました。うまく鉄筋よけました。GOOD。
管理組合から要望はいろいろあります。ユニットバスの下は塗布防水を。仕上がってからではわからない、下地の段階でのいろいろ。後々を考えてフォローしておくわけです。
廊下から見た脱衣所・洗面台
今回の設計・施工のテーマはスッキリ・シンプルにと設定しました。お客様のご要望もあり、不特定多数の方が利用される為です。ここ最近の設計施工した住宅は、これでもかっていうぐらい密度を上げる事が多かったので、今回は使い勝手や、必要な物、導線を考える事に比重が高くなっています。
壁面・床は400角のタイル貼り。
ダウンライトは全てLED。古い建物なので各部屋への電気容量の供給が少ない為。結果節電対策になります。オール電化なんてもってのほかです。
ガスの供給容量も少なく、既存給湯器では床暖房も使えず供給容量いっぱいの「給湯暖房用熱源機」に交換です。
今回の地震の中で「エネルギーとは」を考えさせられます。
玄関から見た廊下越しのリビング。
天井・壁はクロス。
床は床暖房対応無垢材フローリング。
やっぱり無垢材は良いです。けど施工は中々進みません。幅60mmx厚み9mmx乱尺で約90㎡。下地はベニヤ下地。
共同住宅では遮音性能も求められる遮音シート。
ここでも仕上がってしまえば見えなくなる物。
しかし上から騒音を感じさせない為には必要なルールです。
トイレは脱衣所と同じく壁・床400角タイル貼り。
水圧が弱い為、対応できる タンクレス便器。
トイレの照明器具・換気扇は人感センサー付きで人を感知すると電源が入ります。換気扇は時間差で止まります。便器は便器で人を感知して便座カバーが自動で上がります。自動で流れます。
この状態に慣れると、他所では・・・気をつけましょう!!
キッチンは既存利用しました。統一感を出す為に、作業台カウンターを新設。色調もくどくならないように既存のキッチンの色より少しトーンが抑えられた木目を選定。TOPは「コーリアン」です。
内部は冷蔵庫・収納電子レンジ・炊飯器等、家電置き場になる予定です。
D800mmxW2250mmxT50mm。天板が飛び出しているのでハイスツールにて食事台としての利用も可能な作りです。
既存の梁が天井面より下がっているので、梁から壁の位置を少しスペースをとって設置し、ピクチャーレール・照明スペースとして使っています。リビング側から見れば光源が見えずに間接照明の効果が出ています。このような凹凸が空間の奥行き感を与えています。
何でも平らに作る事が正解ではありません。
LDK部分の照明器具は全て調光可能なLED照明設置しています。今回は「リビングライコン」でシーンに応じて4パターンの調光が記憶できるスイッチです。食事の光・団欒の光などコントロール可能です。
都会から離れてリラックスできるロケーションなだけに照明の光は必要最低限の照度で良いと考えています。自然を感じられる様、暗ければ暗いなりのすごし方があるように思います。
誤字脱字を気にしつつ、長文に成り過ぎたので此処までとします。
下記写真は 、現場から帰って近所のミャンマー料理屋さんにてひと段落。
今日もお疲れ様でした!!