2011年7月13日水曜日

久しぶりのブログ 地デジ編

先日、自社ビルをお持ちのお客様より地デジのご依頼があり業者を連れて現調に行ってきました。自分の家の対応は終わっている為、ただ単純に、TVや広告で眺めるだけでしたがいろいろ複雑な内容があります。

場所は南青山のとあるビル。既存図面を見る限りは、現状はアンテナがVHS・UHF・BS等ありそのままの使用でUHFがあればデジタルの電波をキャッチできるものでした。

しかし、アンテナは使用されていませんでした。多分、近隣の高層ビルによる電波障害が理由で前面道路の電柱より配線が屋上のアンテナ付近まで送られていました。周りの他のビルを見ると同じような配線がいくつも・・・。アンテナは東京タワーを向いているのですが受信できていなかったようです。

他のビルの影響によって電波障害になってしまっている場合は、電波障害の元のビルから電波を受信する為の配線が送られて受信できないビルに送っているようです。

古いビルだと現状を把握する事は困難なようです。当時の状況をわかる人がもういないとか、ビルが転売を繰り返している為とかいろいろです。総務省のデジタルサポートに電話したり、港区の区役所の地デジ担当に連絡しても現状を把握する事はできませんでした。

調べる前は、ケーブルTVで同じような対応をすることもあるらしく、調べていくとケーブルTVはアナログ・デジタルとも両方見れるのでケーブルは無いだろうと。しかし、ビルのテナントさんが個別にアナログ契約している為、配線は混雑してビルオーナー側では管理しきれていないようでした。

と、いうことも踏まえて何が出来るかというと、古いアンテナ交換・電波障害の対策で送られていた配線をはずして新しいアンテナに交換。東京タワーに向けて受信します。
デジタルは電波が強いのでアナログで受信できなくても大丈夫だろうというのが理由です。

今まで電波障害で送られてきていた配線も他のビルがデジタル対応したものを供給するでもなく、アナウンスがあるわけでもなく放置されているわけです。

電柱の要らなくなった配線はどうなるのでしょう?実は電柱は要らない配線が何割かあるのではと思ってしまいます。

もう1つの問題はスカイツリーからのデジタルの電波が出るのが2013年の1月とのこと。(正式決定ではない)場所柄、南青山では東京タワーとスカイツリーの方向が違う為、2013年にアンテナを動かす必要があるらしい。電波の強いアナログ・・・様子を見ましょうってことです。(文章ばっかり編)